映画評(ネタバレ有り)『怪談新耳袋 幽霊マンション』突っ込み編
Hora, amigos y amigas!
前回の続き、突っ込み編です。
1、オーディオコメンタリー
原作者の木原&中山コンビが解説するのですが、
突っ込みも随所に入れています。
しかしこの2人、はっきり言ってウザい。
突然思い出話始めるし漫才みたいな応酬繰り広げて
解説しなかったり。目の前でやられたら
間違いなく物投げつけたくなりますよ。
私が責任者だったらこの2人に
「真面目にやれ!」とやり直しさせます。
・・・長年組んでる人間やノリで動く人間に
解説やらせちゃいけませんね。
この2人が突っ込んでいる箇所にも
2人を無視して突っ込まさせてもらいます。
2、いきなりラストシーン!?
この映画はラストシーンらしき映像から
始まります。それから「発端は・・・」と物語が始まる
のですが、外にいる父が愛美からの電話で
マンションに戻ってくる・・・というところまでは
同じなんですが、それから先は
本当のラストシーンとは違います。
矛盾した映像入れるより、父が戻ってくる場面
で止めた方が良かった。
3、空っぽ(?)の段ボール箱
舞台のマンションに愛美(女子高生)と父が
引っ越してきますがその時、マンションの住民が
手伝いに出てきてトラックから部屋へと段ボール箱を
運ぶのですが、いかにも軽そう。空段ボール箱を
使ったんじゃないか?せめて中に重り入れるとか
したらよかったのに。ましてや愛美の父は
フリーライターなので書籍等の資料が多いはず。
(実際、後で資料を部屋に置いてる場面が出てくる)
最後の1個だけは黒川さんが重そうに出すのですが、
よく見ると箱の底、塞いでいない・・・。
4、暴徒襲撃の際のお約束
基礎知識編で書いたように、幽霊マンションの規則
を破った人間は容赦なく殺されていきます。
それを面白いと思った愛美の父は住民に取材し、
このマンションをネタに記事を書き上げます。
最初は編集部にメールで原稿を送ったのですが
原因不明のサーバーエラーで失敗。
夜11:30頃に自分で原稿を持ち込もうとしますが、
階段を降りるとそこには暴徒化した住民が。
マンションを記事にされたことに怒って父を
殺そうと襲ってくるのですが・・・。
手に手に武器を持っているのですが
(バットや箒)なぜか管理人の奥さんは
鎌を持っています。まあ、草刈り用
なんでしょうが、映画で暴徒が襲ってくる場面
にはなぜ必ず鎌を持った人間がいるのだろう?
ある意味、「法則」ですな。
5、「愛」の正体は?開かずの間は?
一方、父とは別に「愛」について図書館で
新聞記事を調べた愛美。「愛」が下校途中
行方不明になったことを突き止めますが、
マンションの隣の住人から行方不明になった日、
「確かに帰宅したのを見た」と言われます。
じゃ、「愛」は何故失踪したのか?愛美は
「開かずの間」が怪しいとにらみ入ろうとしますが
鍵がかかってて入れません。
・・・管理人に鍵借りればいいのに、諦めます。
「後で」と思ったのかもしれませんが
その夜に住人に襲われるんだよなあ。
6、なぜそんなものがあるんだ?
暴徒が親子の部屋まで押しかけて来ます。
ドアを閉めても管理人が鍵を持ってきます。
ドアチェーンが壊れているので細引きで近くの
ドアノブに固定してドアを閉め、更に玄関に
雑誌や古紙を集めて火を放つことで侵入を
阻止、窓から飛び降りて逃げます。
で、愛美は自分が「愛」の正体を暴いて住人を
説得するからそれまで父には外にいるように
言ってマンションに戻ります。住人の注意が部屋の
中に向いている隙をついて鍵をGET、開かずの間を
開けると壁を叩いて行き、空洞を発見。
しかし、なぜ「壁が怪しい」と分かった?
予想してたのか?幽霊に教わったのか?
で、壁を破壊できるものはないかと周りを見ると
ちょうどいいことに金属バットが落ちてます。
それで壁を破壊すると、中からミイラ化した「愛」の
死体が出てきます・・・。つまり帰宅はしたけど
殺されて塗り込められ失踪扱いにされたのね。
7、なぜか沈静化する暴徒
描写はないんですが、何故か「愛」の死体を
発見したことで暴徒化した住人の怒りは治まった
ようです。愛美にも危害を加えなかった模様。
相手が理論攻めで来てるんなら分かりますが
暴徒化してる連中がそんなことで納得するのか?
8、ダークサイド・クロカワメイ
住人が静まったところで愛美は父に戻ってくるよう
電話。冒頭の「ラストシーン」が再現されます。
父は12時ぎりぎりに白紐の内部に駆け込み、
愛美に「お父さんのせいだよ。人が嫌がることしちゃ
いけないんだよ」と言われて少しは反省したようですが
次の瞬間、愛美は「本当の境界線はこっち」と紐を
父より内側に移動させます。石に結んだ紐を緩めて
実際の境界線より外側に出しておいたんですね。
つまり父は12時までに戻れなかったわけで・・・。
出現した愛の幽霊に殺されます。
向かい合う愛と愛美。実は2人とも父に強姦された
過去があり、愛美は父への復讐を果たしたんですね。
「人の嫌がることしちゃいけない」ってのはその事も
指していたんでしょう。
愛は成仏し、それに伴ってマンションの呪いが解けます。
そして住人が皆出て行った後、愛のミイラと一緒に座り
「ずっと一緒だよ」と。・・・生活どうするの?
それに愛は無関係の人間を多数殺害していますし
愛美が思いを寄せた少年も愛が殺してるんですが。
ただ、今まで泣いたり殺されたりすることが多かった
黒川芽以が自分で直接やったのではないとはいえ
人を殺す側に回ったのは珍しい。
父が殺される時「いい気味」なんて言ってますし。
珍しい「ダークサイド・クロカワメイ」が見られます。
それでは・・・。失礼。
Adios, amigos y amigas!


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